目的

Google Workspace、Microsoft 365、Microsoft 365 + Copilot のどれをどの範囲で導入するかを判断するための整理資料。

まず結論

レポート全体の整理マップ

レポート全体の整理マップ

最初から全職員・全機能を一気に入れるより、Google Workspace Business Standard を第一候補として、10〜20名程度で3か月試す進め方が現実的。

理由は次の通り。

ただし、セキュリティ面では「GoogleかMicrosoftか」だけでは決まらない。重要なのは、どちらを選んでも、権限設計、端末管理、外部共有、監査ログ、AIに入れてよい情報範囲を先に決めること。

1. Google Workspace / Microsoft 365 / Copilot の選定比較

項目 Google Workspace Microsoft 365 Microsoft 365 + Copilot
向いている目的 情報共有、会議記録、部署間連絡、AI活用、現場改善 Office文書、Outlook、Teamsを中心にした業務整理 Office業務、メール、Teams会議をAIで深く扱う
クリニックでの使いやすさ 管理職会議、産業保健課、健診センター、巡回健診センターの情報整理に向く 既存OfficeファイルとOutlook運用を重視する場合に向く 会議・メール・資料作成が多い管理職や経営管理部に向く
AI活用 Gemini / NotebookLMを、文章作成、要約、FAQ化に使いやすい Copilot Chat等のAIチャットは使えるが、仕事データ横断は限定的 メール、会議、チャット、ファイルなどの仕事データを文脈にしやすい
会議 Google MeetとDocsで会議記録を残しやすい Teams会議に強い Teams会議の要約、決定事項、宿題整理に強い
ファイル共有 Google Driveの共有ドライブで部署別に整理しやすい OneDrive / SharePointで管理 SharePoint上の資料をAIで探し、要約しやすい
注意点 共有ドライブ設計、外部共有、AI利用ルールを先に決める SharePointとTeamsの権限設計が複雑になりやすい 追加費用と、権限が広すぎる場合の情報露出リスクに注意
おすすめ判断 小さく始める第一候補 Office互換性を最優先する場合の候補 Microsoft 365を本格導入する場合に対象者を絞って検討

2. Microsoft 365だけでできること / Copilot追加でできること

Microsoft 365だけ / Copilot追加の違い

Microsoft 365だけ / Copilot追加の違い

Microsoft 365を入れてCopilotを追加しない場合でも、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams、OneDrive、SharePointを使った通常業務は十分に整えられる。

一方で、Copilot追加なしの場合、AIが院内のメール、会議、チャット、ファイルを横断して「要約・下書き・検索・宿題抽出」を行う使い方は限定的になる。

Microsoft公式情報では、対象のMicrosoft 365法人向けサブスクリプションがあれば Copilot Chat を使える。さらに、対象プランでは Copilot in Outlook も含まれる。ただし、Microsoft 365 Copilotを追加すると、Teams、Word、Excel、PowerPoint、SharePoint、会議、メール、チャットなどの仕事データをより深く文脈化して使えるようになる。

Copilotを追加しない場合にできること